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家の間取りを決める際に
押さえるべきポイント9選|よくある失敗例も

「間取り」は、憧れのマイホームを建てるときに誰もが悩むポイントです。永く住み続ける上で、壁紙やフローリングのデザインを変更したくなった場合でも、比較的安価に張り替えることができますが、間取りそのものは、高い費用をかけても完全に自由な間取りに変更することは難しいです。

せっかく建てたマイホームで生涯快適に過ごし続けるためにも、家づくりを行う際は新築住宅の間取り失敗事例を踏まえたうえで、必要なポイントを押さえておくことが重要です。

そこで今回は、家の間取りを決める際に知っておきたい「よくある失敗例」と「チェックすべきポイント」を説明します。マイホーム建築を検討しているかたは、ぜひ参考にしてください。

1.家の間取りでよくある失敗例

家の間取りでよくある失敗例

マイホームを持つ誰もが、自分たちの決めた間取りに満足しているわけではありません。中には、「もっとよく考えるべきだった」という失敗や後悔の声も多くあります。

下記は、家の間取りでよくある失敗例です。

  • 動線が悪く生活しにくい
  • トイレのスペースが狭く備品を設置できない
  • 窓の設置場所が悪く光・風が入ってこない
  • 部屋数が足りない/多すぎる
  • コンセントが足りない・スイッチの場所が使いたい場所から遠い
  • 収納スペースが少ない

間取りを決めるときは特に意識していなかったものの、実際に住み始めてから不便さに気付くケースは多々あります。そのため、よくある失敗例をあらかじめチェックしたうえで間取りを決めることも重要と言えるでしょう。

2.家の間取りを決める際にチェックすべきポイント9つ

家を建てるときは、内観・外観デザインや費用のほか、間取り決めも重要な項目です。間取りを失敗すると日常生活に支障をきたす可能性もあります。前述の通り、間取りの失敗は実際に住み始めてから気付くケースもあることから、多くの方の失敗例を参考に決めることがおすすめです。

また、間取りを決めるときは多くの視点からどうすべきかを考える必要もあります。ただ単純に失敗例を参考にするだけでは、問題の解決には至りません。

そこで次に、家の間取りを決める際にチェックすべきポイントを9つ紹介します。生活しやすい家づくりをするためのヒントとして参考にしてください。

2-1.家族構成

家族構成

家の間取りを決めるときは、まず家族構成を考えましょう。住みやすい間取りは、そこに住む人数によって異なります。さらに、将来にわたりどのようなメンバーが生活するのかも視野に入れて間取りを決めなければなりません。

家族構成は、時の流れとともにだんだん変化します。初めは夫婦二人だけのマイホームでも、いつしか子どもができ、その子どもの独り立ちもやがて必ず訪れます。場合によっては、その後介護が必要となった両親を迎え入れることもあるでしょう。

変わりゆく家族構成に柔軟に対応できる間取りでなければ、初めはよくても今後非常に住みづらくなる可能性は大いにあります。家族構成やライフステージの変化による間取りの失敗を防ぐためには、あらかじめ将来の過ごし方も視野に入れて、適切な間取りを考えましょう。

2-2.生活動線

生活動線

生活動線における失敗は、間取り決めのよくある失敗例としても挙げられます。間取りを決めるときは、多くの方がデザインを重視する傾向です。しかし、住みよい家づくりを目指すのであれば、生活動線に着目した間取り決めが欠かせません。

特にありがちな生活動線における間取り決めの失敗例は、「1階に洗濯機があり、2階ベランダに洗濯物を干すスペースを設ける」というケースです。洗濯は多くの方が毎日行う家事であるにもかかわらず、濡れた重い洗濯物を、わざわざ1階から階段を上って2階ベランダまで持ち運ぶという一連の動作は、非常に煩わしいものとなるでしょう。

また、コンセントの配置も非常に重要です。特にキッチンではミキサーなど、一時的にコンセントが必要となるキッチン家電も多く存在するため、料理にこだわる家庭ではキッチンにコンセントを設置することは欠かせません。このような生活動線・家事動線に着目して間取りを決める際は、日々の生活を具体的にシミュレーションすることが大切です。

2-3.リビング・キッチンの位置

デザイン性を重視する方も、生活動線を重視する方も、リビング・キッチンの位置は間取り決めにおいて重要です。近年では、一つの部屋にリビング・ダイニング・キッチンを配置するLDKスタイルが主流となっており、デザイン性も高いことから多くの住宅に取り入れられています。

LDKスタイルはデザイン性に優れているだけでなく、家族とのコミュニケーションがとりやすいなど多くのメリットがある一方で、生活感が見えやすく、独立型キッチンに比べて収納量が不足しやすくなるというデメリットもあります。

また前述した生活動線を考えると、買い物から帰ってきたときにすぐ食材を冷蔵庫に入れられるよう、玄関とキッチンの位置を近くにするのも選択肢の一つでしょう。

2-4.洗面所・お風呂・トイレの位置

毎日使う洗面所やお風呂、トイレなどの水回り空間も、間取り決めにおいて重要なポイントとなります。

特に洗面スペース・脱衣所のセットとなる間取りはスタンダードなスタイルですが、「脱衣所に人がいて、洗面台を使用できない」という事態が起こるケースも少なくありません。そのため、あえて洗面スペースと脱衣所を分ける家庭も存在します。

またトイレにおいても、においや水を流す音が気になる方は、来客対応する部屋や寝室の近くに配置しないようにしましょう。また家族構成が4.5人以上となる場合は、トイレの争奪戦となる可能性も高いため、トイレを2カ所設置するケースも多いです。

2-5.階段の位置

2階建て以上の住宅を建てる際は、階段の位置も重視しましょう。階段の配置によって全体の間取りに大きな影響を与えたり、冷暖房効率も異なったりするため、まず初めに決めておきたいポイントでもあります。

近年では、デザイン性に優れた階段スタイルとして「リビング階段」が人気です。リビング階段とは、その名の通りリビングに配置された階段のことを指します。階段下のスペースは収納スペースとしても有効活用できます。

さらに吹き抜けスタイルにすると、リビングにより開放感が生まれるだけでなく、おしゃれな印象を与えることが可能です。しかしにおいや音が他階までも行き渡りやすく、冷暖房効率が悪くなる点に注意しなければなりません。

階段における間取り決めの失敗を防ぐためには、あらかじめ階段スタイルを決めて、他の間取りを決める前に階段をどこに配置するかまで決めましょう。

2-6.玄関の位置・方角

間取りを決めるうえで、玄関の位置・方角も非常に重要です。玄関の位置・方角を間違えると、リビングが日当たりの悪い北側となるおそれがあります。また風水によると、玄関は北東を避け、東南の方角に設置することがおすすめとされています。

玄関において意外とよくある失敗例は、「玄関スペースと脱衣所・風呂場のスペースが近く、来客の際に脱衣所から家族が出れなくなってしまう」というケースです。玄関の近くに脱衣所や風呂場があると生活感も出やすくなるため、なるべく引き離して設置するようにしましょう。

玄関を決めるときは、玄関の位置・方角に加え、玄関収納についても合わせて考えることがおすすめです。必要最低限の狭さに留めてしまうと、いざ玄関収納を配置したときに圧迫感が生まれる可能性があります。玄関収納をつけることを前提に、ある程度余裕をもってスペースをとりましょう。

2-7.バルコニーの位置

2階建て以上の住宅においては、バルコニーの位置も重要となります。バルコニーの位置における特によくある失敗例が、「一つの部屋のドアからしかバルコニーに行けない」というケースです。バルコニーに出入りする部屋を限定することで、不便が生じてしまいます。

このような失敗を防ぐためには、すべての部屋からバルコニーに出入りできるような間取りにしたり、インナーバルコニーを作ったりすることがポイントです。インナーバルコニーとは、バルコニーが住宅内側に入り込んでいるスタイルのバルコニーを指します。一般的なバルコニーとは異なり、各部屋とのつながりも作りやすいことが特徴です。家事動線を確保できるたけでなく、リビングの延長として家族でのバーベキューやプール遊びを楽しむこともできます。

2-8.収納スペース

デザイン性を重視するがあまり、意外と見落としがちなスペースが収納スペースです。

収納スペースが少なければ生活動線・家事動線の確保ができず住みづらくなってしまったり、散らかった物の収納場所がないために生活感の溢れる部屋となってしまったりするおそれがあります。しかし、逆に収納スペースが多すぎるとかえって片付けや整理整頓ができなくなったり、デッドスペースが生まれたりする可能性もあるでしょう。

収納スペースにおける間取り決めの失敗を防ぐためには、日々の生活を具体的にシミュレーションしたうえで、どこに何を収納するかを考えて適切な箇所に収納スペースを設置しましょう。

2-9.光・風通し

光・風通し

太陽が照りつける明るい光や風通しは、間取り決めにおいて重要なポイントの一つです。家族全員が長い時間を過ごすであろうリビングは、特に光や風通しを重視すべき場所と言えるでしょう。

光や風通しは位置や方角によって異なるため、あらかじめ調べておくことが大切です。また入口と出口がなければ風は通り抜けないため、風通しをよくしたい部屋は複数の方向で窓を2つ以上取り付けることをおすすめします。

また、明るい家とひとくちに言っても、細かな基準や感覚は人それぞれ異なります。設計士に対してどのレベルの明るさがよいかをうまく伝えるためには、実際にモデルハウスや展示会に行って認識をすり合わせておくことが重要です。

まとめ

家づくりにおいて、内観・外観デザインや費用ももちろん大切ですが、生涯快適に住み続けるための「間取り決め」も重要な項目です。住宅完成後、実際に住み始めてから失敗に気付く方も多いため、間取りプランを決める際は多くの視点からポイントをおさえなければなりません。

間取り決めでは、家族構成や生活動線から、各スペースの位置や方角、さらに収納スペースや採光・風通しなどそれぞれのポイントでどのような失敗例があるかを踏まえ、適切なスタイルを選びましょう。

また、自分たちの細かな要望をきちんと設計士に伝えるためには、モデルハウスやショールームの見学が欠かせません。ここまでの内容を参考に、希望通りの家づくりをしたい方はぜひ建売住宅販売を行う「グランディハウス」にご相談ください。

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