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建売住宅の選び方は?
後悔しないためのチェックポイント7つ

マイホームを購入する方の中には、建売住宅を検討している方もいるでしょう。住宅の購入は誰にとっても大きな買い物になるため、住み始めてから後悔をしないようにしっかり詳細まで確認しながら住宅選びを進める必要があります。

当記事では、建売住宅を購入する際に確認しておくとよいポイントをもとに、建売住宅の選び方を解説します。どのようにして建売住宅を選ぶとよいか分からないという方は、当記事をぜひ参考にしてください。

1. 建売住宅の選び方は?

建売住宅の選び方は?

建売住宅とは、完成済み(もしくは完成予定)の住宅と土地がセットで販売されている住宅商品です。建売住宅は基本的にハウスメーカーが販売しており、住宅部分は特定のコンセプトに沿った設計・施工がされています。

建売住宅のメリットは下記の3つです。

  • 完成物件を実際に見た上で購入の判断ができる
  • 注文住宅よりも費用を抑えられる
  • 工事期間がほとんどなく、不動産売買契約の締結後にすぐ入居できる

ただし、建売住宅は住宅部分が完成した状態で販売されるため、住宅のデザイン・間取りなどに購入者の希望は反映されにくいデメリットもあります。

建売住宅選びでは、住宅に求める条件に優先順位をつけて選ぶことが大切です。自分や家族のライフスタイルを見直して、何を優先したいか、妥協できるポイントがあるかどうかを決めておくと、希望に合った建売住宅を選びやすくなります。

2. 建売住宅を選ぶときに確認したいポイント7つ

建売住宅の購入前には、のちのち後悔しないようにいくつか確認しておくとよいポイントが7つあります。

すべてのポイントで希望を満たす建売住宅は探すことが難しいため、優先順位と照らし合わせて、どのポイントであれば妥協できるかを考えるとよいでしょう。

以下では、建売住宅を選ぶときに確認したいポイント7つを解説します。

2-1. 周辺環境

周辺環境

希望に近い建売住宅を見つけても、周辺環境に問題があるケースも存在します。周辺環境は後から変更できないため、必ず確認しましょう。

確認したい周辺環境としては下記のものが挙げられます。

生活の利便性
  • スーパーや商業施設が近いか
  • 役所や銀行、病院が近いか
  • 保育園や学校が近いか(子どもがいる場合)
交通の利便性
  • 駅やバス停などの交通環境は整っているか
  • 通勤や通学に時間がかかりすぎないか
  • 周辺道路が混雑しないか
環境の良し悪し
  • 住宅周辺やエリア一帯の治安はよいか
  • 夜間に街灯が点くか
  • 騒音や振動などの問題はないか
  • 大雨で浸水しないか

周辺環境は曜日や時間で大きく変わるケースもあります。平日・休日や朝・昼・夜など、シチュエーションを変えて周辺環境を確認することがおすすめです。

2-2. 間取り

住宅の間取りは部屋の数や大きさ、配置を決定する重要なポイントです。建売住宅は一から間取りを作ることができないため、家族全員が満足できる間取りかを下記のポイントで確認しましょう。

  • キッチンはどのような作りか
  • リビングはどのくらいの広さか
  • 居室は何部屋あるか
  • 収納は十分な数があるか
  • 窓が多すぎたり、少なすぎたりしないか
  • トイレの配置に問題はないか

間取りを確認する際は、将来の暮らし方を考えることが大切です。

たとえば新婚夫婦が建売住宅を購入する場合は、将来の子ども部屋として使えるよう、居室数に余裕がある間取りを選びましょう。リビングやキッチンの広さも、将来的に狭く感じないように余裕を持たせることがおすすめです。

2-3. 水回り

水回りとは、キッチン・浴室・洗面所・トイレなどの水を多く使う場所のことです。水回りの設備は日々の暮らしに欠かせないものであり、家族全員が使うため、使い勝手を確認しましょう。

水回りで確認する主なポイントを紹介します。

  • 水回りは1か所にまとめられているか

    水回りは1か所にまとまっているほうが配管を短くでき、修理やメンテナンスの手間を軽減できます。

  • 洗濯機はどこに設置するか

    洗濯機の設置場所によっては、洗濯物の持ち運びに手間がかかったり、洗濯中の音が大きく響いたりします。水漏れ時に対処がしやすいかも重要です。

  • 排水の音が気にならないか

    排水の音が大きく聞こえると、生活上のストレスになります。リビングや寝室にまで排水音が大きく響くことがないか確認しましょう。

2-4. 建付け

新築住宅であっても、ドアや窓といった建具のフレームが歪んでいて動きにくい、いわゆる建付けが悪い状態になっているケースはあります。

建付けが悪い場合は、住宅の施工品質が悪いという原因以外に、地盤沈下などで建物全体が傾いている可能性が考えられます。建付けが悪いと住宅の断熱性や気密性に影響が出るため、下記のポイントで問題がないかを確認しましょう。

  • 開けにくい、閉まりにくいドアはないか
  • 窓や引き戸が滑らかにスライドするか
  • 窓を閉めた状態で目に見える隙間がないか

建付けで気になる部分がある場合は、販売会社に相談しましょう。原因を調査したり、購入前に修理してくれたりすることもあります。

2-5. 生活の動線

生活の動線

生活の動線とは、住宅内を移動するときのルートを線で表したものです。生活の動線を見ることで、住宅内の移動に無駄がないか、毎日使う設備へのアクセスがよいかを確認できます。

生活の動線としては、特に使用頻度の高い2つの動線を重視することがおすすめです。

  • ・家事動線

    家事動線は、料理・洗濯・掃除などの家事をするときの動線です。毎日行う家事は負担がかかるため、移動距離は短く、目的の場所にスムーズにたどり着ける動線になるようにしましょう。住宅の中を回るように往来できる「回遊動線」を取り入れると、毎日の家事がスムーズに行えます。

  • ・衛生動線

    衛生動線は、トイレ・洗面所・浴室などを利用するときの動線です。トイレや浴室はプライバシーを重視したい空間であるため、部屋からアクセスしやすく、音などが周囲に聞こえにくい動線を考えましょう。

2-6. 日当たり

日当たりが悪いと冬に寒い住宅になったり、洗濯物の乾きが悪くなったりします。建売住宅を購入する際は日当たりにも注意することがおすすめです。

住宅の日当たりは、下記のポイントで確認できます。

  • 隣家との距離が近すぎないか

    住宅同士の距離が近すぎると、隣家に面している方角からは日がほとんど差し込みません。隣家との距離が近すぎず、太陽の高度が低くなる冬の時期にも十分な日当たりが確保できることを確認しましょう。

  • 住宅の向きはどの方角か

    住宅の向きとは、最大開口部(大きな掃き出し窓など)が面している方角のことです。一般的には、最大開口部が南に面している「南向き」の住宅は日当たりが優れていると言われています。反対に、最も日当たりが悪い住宅の向きは「北向き」とされています。

2-7. 住宅の資産価値

住宅を購入する際は将来売却する可能性を考えて、住宅の資産価値を確認することも重要です。住宅の資産価値が高い状態を維持できていると、住宅の売却価格も高まります。

住宅の資産価値を決めるポイントは、「立地」と「住宅の性能」です。「立地」については周辺環境をしっかりと確認していれば、資産価値がマイナスになる立地を選ばずに済みます。

もう1つの「住宅の性能」は、住宅の耐震等級や省エネルギー性、劣化対策が施されているかなどを確認しましょう。長期にわたって良好な状態で使用できる長期優良住宅や、ハウスメーカーの長期メンテナンスサポートがある住宅がおすすめです。

まとめ

建売住宅はすでに完成している住宅を土地とともに購入するもので、注文住宅よりもコストを押さえられる反面、住宅に対するすべての希望をかなえることは難しいとされます。そのため、建売住宅を購入する際は優先順位をつけ、妥協できるポイントをあらかじめ決めておくようにしましょう。

建売住宅を検討するときに注目するポイントとして、周辺環境や間取り、水回り、日当たりなどが挙げられます。また、将来的にライフスタイルが変わる可能性もあるため、柔軟に間取りを変更できる住宅もおすすめです。

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