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注文住宅で決めることは?
リストと失敗しないためのポイントを解説

注文住宅は自由に家づくりを進められる反面、決めなくてはならないことが多数あり、何から手をつけてよいか分からないという方もいるでしょう。決めることをリスト化し、家のこだわりについて優先順位をあらかじめ決めておくと、家づくりをスムーズに進められます。

当記事では、注文住宅を作る際に決めておくとよい事柄を詳しく解説します。こだわりの家を作りたい、マイホームで後悔したくないという方はぜひ参考にしてください。

1. 注文住宅の決めることリスト

注文住宅の決めることリスト

注文住宅は購入する土地や家の建て方に自分のこだわりを入れられるため、決めることがたくさんあります。注文住宅で後悔しないためには、決めることをあらかじめリスト化して、抜けが出ないようにするのがおすすめです。

以下では、注文住宅で家を建てるときに決めることを7つ紹介します。

1-1. 情報収集

まずは注文住宅で家を建てるための情報収集をしましょう。情報収集では、主に下記の内容を調べます。

  • 注文住宅の家づくりはどのような流れで進めるか
  • 住みたいエリアはどこか
  • どのような家を建てたいか
  • 住宅構造は木造・鉄骨造のどちらにするか
  • 家のデザインや機能について家族の希望はあるか

家づくりの流れや住みたいエリアについての情報収集は、住宅系雑誌やインターネット上の情報サイトを調べることで行えます。

家の素材・工法やデザインについては、住宅系雑誌を読んだり、施工会社の住宅展示場・住宅完成見学会を訪問したりして、イメージを固めるとよいでしょう。

1-2. 予算の決定

注文住宅でこだわりの多い家を建てようとすると、想定していたよりも多額の費用がかかるケースがあります。下記の流れで資金計画を立てて、予算を決定しましょう。

(1)自己資金をいくら出せるか確認する

家づくりでは一般的に住宅ローンを利用して、ローンの頭金を自己資金で支払います。頭金の支払いに自己資金をいくら出せるかを確認してください。

(2)住宅ローンの借入可能額・月の返済額を調べる

金融機関の住宅ローン商品を調べて、いくら借りられるか、返済額は毎月いくらになるかを調べます。

(3)土地購入費用・建築工事費用を決める

住宅ローンの借入可能額を予算額として、土地購入費用・建築工事費用をおおまかに決めます。土地購入費用は予算の3~4割、建築工事費用は予算の6~7割が、基本的なバランスです。

1-3. 土地探し

住みたいエリアで販売されている土地の中から、予算に合った土地を探します。土地探しでは下記のポイントをチェックしましょう。

  • 土地の用途地域は建てたい家に合っているか
  • 公共機関や商業施設などの立地条件はいいか
  • 土地の形状や地盤に問題はないか
  • 道路が土地のどの方角に面しているか
  • 隣地との境界線は定まっているか

特に用途地域を調べる際は、建ぺい率・容積率・高さ制限も確認することが重要です。建ぺい率は家の平面的な大きさ、容積率は家の立体的な大きさ、高さ制限は家の高さを制限するもので、用途地域ごとに上限が定められています。

のちのち後悔しないためにも、土地探しは入念に行って、理想の家を建てられる土地を選びましょう。

1-4. 施工会社選び

注文住宅の依頼先となる施工会社は、主に下記の3種類が挙げられます。

施工会社の種類 主な特徴
ハウスメーカー
  • 施工内容が規格化されていて、費用を抑えられる
  • 一定の品質が期待できる
  • 施工の自由度はやや低い
工務店
  • 予算に応じた施工を提案してくれる
  • 工務店ごとに品質に差がある
  • 施工の自由度が高い
設計事務所
  • 施工自体は工務店に任せるため、費用が高い
  • 建築家や施工の委託先によって品質に差がある
  • 希望に合った家づくりを実現しやすく、提案力も高い

1-5. 間取り・設備決め

間取り・設備決め

選んだ施工会社とともに、家の間取り・設備を決めます。それぞれで決めるポイントは下記の通りです。

間取りで決めるポイント
  • 玄関の方角と配置
  • リビング、ダイニング、キッチンの配置
  • 浴室、洗面所、トイレの配置
  • 居室の数と配置
  • 階段の種類と配置
  • 窓の数と配置
  • 生活の動線
設備で決めるポイント
  • キッチンの種類
  • 採光窓や照明器具の配置
  • 収納の種類と配置
  • 壁紙や内装のデザイン
  • 手すりの設置
  • パントリーやウォークインクローゼットの有無

間取りや設備を増やしすぎると、住みにくい家になったり、コストがかかりすぎたりする可能性があります。家族や施工会社とよく相談して、間取り・設備を決めることが大切です。

1-6. 契約時

注文住宅の施工内容がすべて決まり、設計図面の打ち合わせも終わった後は、施工会社と本契約を結ぶ段階です。施工会社との本契約では「建築工事請負契約」を結びます。

建築工事請負契約は、下記の書類で構成されている契約です。

  • 建築工事請負契約書
  • 建築工事請負契約約款
  • 設計図書
  • 工事費見積書

各書類には施工内容や工事のスケジュール、工事費用などが記載されています。打ち合わせた内容と異なる点はないか、費用項目は詳細に明記されているかを確認して、問題がなければ契約へと進みましょう。

また、住宅の着工前には都道府県や市町村に対して建築確認申請を行い、法律を遵守した住宅建築になることを確認します。

1-7. 着工後

住宅の着工後はいよいよ建築工事が始まります。工事の期間中にも施主が行うことはいくつかあるため、何をすればよいかを把握しましょう。

建築工事が始まる前
  • 近隣への挨拶回り
  • 地鎮祭
建築工事中
  • 建築現場への顔出し
  • 上棟式
建築工事の完了後
  • 竣工検査
  • 工事完了報告書への押印
  • 火災保険などへの加入
  • 登記手続き
  • 引越し準備

建物の竣工検査を行い、工事内容や住宅の品質に問題がなければ住宅の引き渡しとなります。引き渡し日に向けて保険加入・登記・引越しなどの準備を進めておきましょう。

2. 注文住宅で失敗しないポイント2つ

注文住宅で失敗しないポイント2つ

注文住宅は決めること・やることが多く、家づくりをスムーズに進めるのは大変です。決めること自体は把握できても、どのように決めればよいかが分からない、判断の指針が欲しいという方は多いでしょう。

最後に、注文住宅で失敗しないためのポイントを2つ解説します。

2-1. 優先順位を決める

決めることの候補がいくつもあって迷ってしまう場合は、優先順位を決めましょう。優先順位を決めると家づくりの段取りがスムーズに進み、予算オーバーも防げます。

たとえば家の間取りを決めるときは、部屋数・部屋の広さ・おしゃれさ・家事のしやすさなどのポイントがあります。すべてのポイントで家族全員の希望を満たせればよいものの、予算の限度を考慮すると現実的ではありません。

家族と話し合って優先順位を決めることで、限られた予算の中で重視したいポイントが分かります。十分に話し合って優先順位を決めれば、家族全員が満足できる家づくりができるでしょう。

2-2. プロに相談する

注文住宅について分からない点がある場合は、プロに相談することがおすすめです。家を建てる人が悩みやすい資金計画・土地探し・間取りなどのポイントについて、注文住宅のプロが分かりやすく教えてくれます。

注文住宅のプロとは、住宅会社の担当者やファイナンシャルプランナー、注文住宅の相談窓口などです。注文住宅の家づくりを1人で進めることは大変なので、家づくりの知識・経験が豊富なプロにサポートしてもらいましょう。

まとめ

住宅へのこだわりを実現できる注文住宅では、決めなくてはならないことが多数あります。予算や土地、施工会社、間取りなど、どのような家にしたいのか優先順位をつけながら1つずつ決定しましょう。また、後悔しないためには最初の情報収集も大切です。

初めて注文住宅を建てる場合は、どのように家づくりを進めて行けばよいか分からず、迷うこともあります。家づくりで悩んだときは、早めにプロに相談して、適切なサポートを受けることをおすすめします。

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