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建売住宅で後悔するのはなぜ?
対処法と建売住宅のメリットも解説

住宅の購入を検討中に、建売住宅を購入して後悔したという声を聞き、不安を感じる方もいるでしょう。建売住宅は間取りや立地がすでに決まっている住宅を購入するため、購入前に十分に検討しないと後悔してしまう可能性があります。

当記事では、建売住宅で後悔しやすいポイントと建売住宅を購入するメリットを紹介します。後悔してしまう理由を把握し、購入する建売住宅をどのような基準で選べばよいのか知るための参考にしてください。

1. 建売住宅で後悔してしまう理由は?

建売住宅で後悔してしまう理由は?

建売住宅とは、完成済みの住宅や、完成予定の住宅と土地が一緒に販売されている住宅のことです。建売住宅には注文住宅や中古住宅にはないメリットがあるものの、建売住宅を購入して後悔してしまうケースもあります。建売住宅で理想どおりの新生活を送るには、購入前の確認やトラブルへの対処法を知っておくのが大切です。建売住宅の購入にあたって後悔しやすいポイントと対処法について解説します。

1-1. 日当たりが悪い

住宅の内覧は昼に行われることが多く、昼の日当たりのよさに惹かれて入居した結果、朝や夕方の日当たりの悪さが気になってしまう可能性があります。また、「庭やベランダの日当たりが悪くて洗濯物が乾きにくい」「冬の日当たりの悪さに気づかなかった」などの不満も上がりやすい傾向です。

朝、昼、夕方と時間帯を変えて複数回内覧することで、1日の日当たりの変化を確認しやすくなります。また、太陽の高度がもっとも低くなって日当たりが悪くなる冬至前後の内覧もおすすめです。スケジュールの関係で冬季の内覧が難しい場合は、季節ごとの太陽の高度を計算するとおおよその日当たりを把握できます。自分で計算しにくい場合は、ハウスメーカーの担当者に相談してみましょう。

1-2. 間取りや設備が使いづらい

住宅の広さやデザインだけでなく実際の暮らしやすさを確認することも、建売住宅の購入において重要なポイントです。よくある失敗例として、「間取りなどが原因で生活動線が悪い」「ドアや窓から室内が丸見え」「コンセントの数や位置が気に入らない」などが挙げられます。また、家族構成やライフスタイルの変化によって新たな不満が生じることもしばしばです。

間取りや設備に関する失敗を防ぐため、内覧の段階で家族全員の動線を忘れずにチェックしましょう。普段の行動パターンによって生活動線や家事動線は変わります。同時に、家具や家電類の配置も忘れずにシミュレーションするのも大切です。

建売住宅は、購入後に増改築やリフォームをすることもできます。将来リフォームなどをする可能性があるなら、あらかじめ建ぺい率に余裕のある住宅やリフォームしやすい木造軸組工法の住宅を選ぶと安心です。

1-3. 収納スペースが少ない

建売住宅は一定の規格に沿って建てられているため、収納スペースが十分にあるとは限りません。また、「収納スぺースはあるが実際に収納したい場所から遠くて使いづらい」などの理由で後悔することもあります。収納スペースが足りないと室内が雑然とした雰囲気になったり、収納家具を購入して部屋が狭くなったりしてしまうかもしれません。

内覧の際に収納スペースが少ないと感じた場合、引っ越し前にできるだけ断捨離しておくこともよい方法です。とは言え、子どもがいる世帯や趣味の物が多い世帯などでは断捨離も簡単ではありません。物を減らさずに収納スペースを増やしたい場合は、オプションサービスなどを活用して収納スペースを後付けしてもよいでしょう。

1-4. 立地条件が悪い

建売住宅購入後に立地条件で後悔する人の多くは、次のようなポイントに不満を持っています。

  • 最寄り駅や学校、普段の買い物に必要な商業施設などから離れている
  • 騒音や治安が気になる
  • 湿気や悪臭が気になる
  • 狭い道路に面しており、駐車や通行に不安がある
  • ハザードマップで危険地域に指定されている
  • 都市ガスが使えず、プロパンガスかオール電化しか使えない
  • 近隣住民のトラブルが多い
  • 入居後の環境変化によって利便性が下がった

立地条件は個人の努力で変えられない上、実際に現地へ行かなければ判断できないことも少なくありません。立地条件に起因するトラブルの予防策として、事前にできるだけ多くの物件を比較検討する必要があります。また、その土地の開発計画やハザードマップも忘れずに確認しましょう。

1-5. 欠陥や不具合が見つかる

入居後しばらく経ってから、それまで気づかなかったところにひび割れ、変形、汚れ、はがれなどの不具合が見つかるケースがあります。手抜き工事や欠陥住宅ではなくても、住宅の使い方や周辺環境によっては思いのほか早く経年劣化することもしばしばです。

また、入居前に気づきにくい不具合の一例としてフローリングの床鳴りや床下の水漏れなどがあります。家具の重みでフローリングに大きな負担がかかったり、入居後大量に生活排水を流し始めたりしてはじめて不具合が生じる場合が多いためです。

アフターフォローが手厚いハウスメーカーを選び、引き渡し前の竣工検査や内覧会で施工精度などを細かく確認すると、住宅の不具合によるトラブルを防ぎやすくなります。引き渡し直前に検査だと不具合が見つかってもそのまま引き渡されかねないため、引き渡し日の1~2週間前までに検査をしてもらうことがポイントです。万が一引き渡し後に不具合が見つかった場合は、できる限り早くメーカーへ連絡して対処してもらいましょう。

2. 建売住宅にはこんなメリットも!

建売住宅にはこんなメリットも

建売住宅とその他の住宅にはそれぞれ一長一短があり、「建売住宅がよい、悪い」などと一概には言い切れません。建売住宅選びで後悔しないためには、建売住宅ならではのメリットに着目しつつ、いくつかのポイントをきちんと確認することが大切です。建売住宅の主なメリットは、次の通りです。

2-1. 低価格で購入できる

2020年度に住み替えや建て替えなどを行った世帯を対象とした調査によると、新築建売住宅の購入資金は平均4,250万円でした。同時期における新築注文住宅および土地の購入資金は平均5,112万円であり、建売住宅の平均購入資金のほうが注文住宅よりも850万円以上安くなっています。

出典:国土交通省住宅局「令和3年度 住宅市場動向調査報告書」

2-2.短期間で購入できる

完成済み住宅は購入後短期間で入居でき、注文住宅のように土地と建物を別々に購入したり自分で間取りなどを考えて何度も打ち合わせたりする手間がかかりません。

また、完成済みあるいは完成間近の住宅を自分で確認することで入居後の生活をイメージしやすくなる点も大きなメリットです。土地も住宅もない段階からスタートする注文住宅は最後まで住宅の完成形や合計費用を確認できず、「こんなはずではなかった」と後悔するリスクが高まります。

子どもの進学や転勤などのタイミングに合わせて引っ越しを済ませたい場合も、建売住宅であれば物件探しや各種手続きを無理なく進められます。とは言え焦って購入すると思わぬトラブルに直面しかねないため、確認すべきポイントはじっくり検討しましょう。

2-3.立地がよいケースが多い

建売住宅を扱うハウスメーカーは買主に好まれやすい土地の選び方を熟知しており、また不動産市場で有利に活動できるルートを持っています。そのため、建売住宅は利便性の高い土地や快適に生活できる土地に建てられる場合がほとんどです。一方、注文住宅は土地選びから住宅の規格やデザインの決定までを買主が行います。住宅自体に多額の費用がかかると、立地について妥協せざるを得なくなることもしばしばです。

立地について失敗したくない場合は建売住宅がおすすめですが、人によって理想の立地は異なります。建売住宅の立地を選ぶ際は、自分や家族が重視したいポイントをよく確認することが大切です。

まとめ

建売住宅は、完成した住宅や間取り・立地がすでに決まっている住宅を購入するため、日当たりや設備・収納などで購入後に後悔してしまうこともあります。注文住宅よりも短期間で購入できるのが建売住宅の特徴ですが、購入前に欠陥や不具合・不便な点がないか、希望の立地条件を満たしているかをきちんと確認しましょう。

建売住宅は、よい立地の住宅を低価格で購入できるため、後悔しないよう理想の住宅を妥協せずに探すことが大切です。

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